特徴:
千葉県以南、西太平洋に分布する。
浅海の岩礁域、湾内の転石などに生息する。
体側には暗赤褐色の縦帯が5本あり、尾柄部に黒斑があり、それが尾鰭に掛からないことで、コスジイシモチとは区別できる。
英名では4本の縦帯となっている。
テンジクダイ科の魚は口内保育をするものがいるが、オオスジイシモチも雄が単独で岩陰などで口内保育をする。
口内保育とは、産卵後の受精卵を雄或いは雌が口腔内に収容し、卵を安全に守り且つ絶えず綺麗な海水を送り、孵化後しばらくの間まで保育する事を言う。
一般にテンジクダイ類は群れて生活しているものが多いが、産卵期にはつがいになった2匹が群れを離れて遊泳する。
離れた2匹は縄張りを持ち、産卵までの7日から10日までの間一緒にいる。
お互いに体を摺り寄せる産卵誘発行動の後、雄が仰向けの状態になりお互いの腹部を密着させ、放卵と放精が同時に始まる。
卵は粘着糸で繋がっていて、雄のオオスジイシモチは放精後すぐに向きを変えて卵塊を口の中に入れる。
孵化までは8日から10日かかるが、その間雄は餌を取らない。
色:白
形:普通の魚形
すみか:中層