特徴:
琉球列島をのぞく南日本。台湾、中国沿岸。沿岸浅所〜河川汽水域にすむ。
ヒイラギは項部(こうぶ)に暗色斑があるのが特徴だ。項とは、うなじのこと、魚類学で項部というと、後頭部の直後で鰓孔上端の上から背鰭起部前方のことをいう。ふうん。ヒイラギの「うなじ」は、こんなところにあるんだ。
前下方にのびる口も特徴で、この口を使って底生性の甲殻類や貝類を主食にしている。
ヒイラギ科魚類は食道の周囲に腺になった発光器がある。ここに発光細菌を共生させて発光するのだ。ヒイラギ科魚類は浅海にすむので発光器を使うのは夜間で、腹面から散光をだし、鰓蓋部から瞬光をだす。光によって体の輪郭をぼかしたりしていると考えられているが、確かめられたわけではない。身近な魚にも謎は多い。
高知で有名な郷土料理の「にろぎ」は、本種と、もっと小型種のオキヒイラギをさし、料理店で食べたり、魚屋で売っているのはオキヒイラギが多い。高知では本種を「内にろぎ」オキヒイラギを「沖にろぎ」と呼ぶ。
色:銀/グレー
形:普通の魚形
すみか:中層