特徴:
千葉県勝浦以南。釜山、中国沿岸。ムラソイの4亜種中で、いちばん本種が南に適応している。
ムラソイは浅海の岩礁域にふつうに見られる。とくに西日本には多いようだ。
斑紋や体色に変異が多く、いま4亜種にわけられていて研究者でも論議が続いて決着はついていないという難しさがある。
ムラソイ類は、1943年、松原喜代松により、ムラソイ、ホシナシムラソイ、オウゴンムラソイ、アカブチムラソイの4亜種にわけられた。1984年に尼岡邦夫はそれらの亜種を認めず、ムラソイ1種にまとめた。1993年に中坊徹次は、尼岡では詳しい議論がなされていないとして、松原の4亜種を暫定的に復活させた。そして松原標本を精査し検索形質を変更した。そのなかでムラソイとホシナシムラソイが種内変異、オウゴンムラソイとアカブチムラソイが種内変異。つまり2種に整理される可能性を示唆している。
下顎が上顎より前に出ない、尾鰭後縁がまるい…などがムラソイ類の特徴になるのだが、ムラソイ類は、はっきりした特徴がないので、見分けが難しい。慣れるしかないだろう。
色:黒
形:カサゴ/オコゼ
すみか:岩場