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海底の生物事典

【 キュウセン 】

キュウセン

キュウセン

特徴:
雄は青みが強く、胸鰭の近くに黒斑がある。
雌はやや小型で、体色は赤味を帯びている。

ベラは雌から雄に性転換する。
産まれながらに雄のいる種類と、初めは雄が一匹もいない種類がある。
キュウセンは産まれながらに雄のいる種類である。この種類は他にササノハベラやカミナリベラがある。

初めから雄がいても性転換する雌がいるのである。
初めから雄として産まれた雄(一次雄)と雌から性転換する雄(二次雄)の繁殖行動は複雑である。

二次雄は群れの中でも大型の雌が性転換したもので、一次雄よりも大きく力も強いのである。
これは産卵時に雌を選ぶときに影響する。
雌を独占して産卵できるのは二次雄だけである。
一次雄は徒党を組んで一匹の雌と産卵するか、二次雄の産卵行動にまぎれて放精するしかない。

今度海に潜ったら 「何だキュウセンか」と思わずに、一次雄や二次雄を探し出し、その不思議な繁殖行動を観察してみてはどうだろう。

色:
形:普通の魚形
すみか:砂地